年収700万円は勝ち組?──当事者が感じたリアルな現実

ネイビーの背景に王冠のアイコンと「年収700万円は勝ち組?当事者が感じたリアルな現実」というタイトルが入ったアイキャッチ画像 資産形成の軌跡


年収700万円。
世間では「勝ち組」と言われるラインです。

正直、僕自身も
「ここまで来れば、もう少し楽になれる」
そう思っていました。

我が家は共働きで、妻にも安定した収入があります。
それでも、まったく楽ではありません。

毎日、上司・部下・取引先に挟まれ、
責任だけが増えていく。
家族を守るために踏ん張っているのに、
心はすり減っていく一方です。

そして、ふと考えるのです。

このまま今の働き方を、
あと20年続けるのか。
定年後も、同じように働き続けるのか。

そう想像したとき、
僕の中ではっきりと
「このままではいけない」
という感情が湧いてきました。

この記事では、
年収700万円・中間管理職・家族持ちの僕が、
「勝ち組」と言われながらも苦しさを感じている理由を、
きれいごと抜きで書いていきます。

もしあなたが、
「自分は恵まれているはずなのに、なぜ苦しいのか」
そう感じているなら、
きっと他人事ではないはずです。


【結論】年収700万円は「勝ち組」ではない。

ただし、「詰み」でもない。

年収700万円は、
世間的には「勝ち組」と言われるラインです。

でも、当事者として感じるのは、
決して楽ではないという現実でした。

手取りで見れば、
生活が劇的に楽になるほどではない。
責任とストレスは増え続け、
簡単に収入を下げる選択もできない。

だからといって、
年収700万円が「失敗」だとは思っていません。

この年収帯は、
家族を守りながら、
次の一手を考える土台でもあります。

今すぐ会社を辞めることはできない。
でも、このまま何も考えずに
定年まで働き続ける必要もありません。

年収700万円は、
自由を手に入れるための
途中地点だと感じています。


【理由①】手取りで見ると、年収700万円は思ったほど余裕がない

年収700万円と聞くと、
「生活には余裕がある」
そんなイメージを持たれがちです。

ですが、実際に手元に残るお金を見ると、
印象は大きく変わります。

税金や社会保険料を差し引くと、
年収700万円の手取りは
おおよそ500万円前後。
月にすると、30万円台後半〜40万円弱が
現実的なラインです。

ちなみに、僕の場合は
手取りで約520万円ほど。妻と子ども1人の家庭です。
数字だけを見ると、
「そこそこ余裕がありそう」
に見えるかもしれません。

ですが、実感は違いました。

住宅ローンや生活費に加えて、
教育費、老後資金、万が一に備える生活防衛資金。
共働きだからこそ、
将来に向けた準備を同時に進める必要があります。

決して贅沢をしているわけではありません。
むしろ、かなり堅実な家計です。

それでも、
「今の働き方を続けなくても大丈夫だ」
と思えるほどの余裕は感じられません。

共働きで世帯年収があっても、
自由に使えるお金は限られている。
そして、
どちらかの収入が下がる前提では、
家計は成り立たない。

ここまでが、
年収700万円でも身動きが取れなくなる数字の話です。


【理由②】責任とストレスが、年収700万円に見合っていない

年収700万円になると、
仕事は楽になるどころか、
精神的な負荷が一気に増えました。

理由はシンプルで、
中間管理職という立場にあります。

上司の方針を現場に落とし込み、
部下の不満やトラブルの矢面に立ち、
取引先との調整役にもなる。

何か問題が起きれば、
まず名前が挙がるのは自分です。

成果が出ても評価は限定的。
一方で、
失敗やトラブルの責任は確実に積み上がっていきます。

正直に言います。

このまま今の会社で、
あと20年働き続けると思うと、
僕にはそれが地獄のように感じます。

仕事が嫌いなわけではありません。
サボってきたつもりもありません。

ただ、
毎日メンタルを削られるこの働き方を、
60歳、65歳になっても続けている自分を想像すると、
どうしても前向きな未来が描けないのです。

年収700万円という数字は、
この責任とストレスを背負い続ける対価として、
決して割のいいものには思えませんでした。


【理由③】生活水準を下げられないという“見えない呪縛”

年収700万円まで来ると、
贅沢をしているわけではなくても、
生活水準が固定されていきます。

住宅ローン。
子どもの教育費。
家族の将来を見据えた貯蓄。

どれも、
今まで必死に積み上げてきたものです。

だからこそ、
収入を下げる選択が、
単なる「給料減」では済まなくなります。

住環境を変えるか。
教育の選択肢を狭めるか。
将来への備えを削るか。

こうした決断を、
家族を背負った状態で引き受ける覚悟が必要になります。

辞めたい気持ちはある。
でも、
辞めたあとに失うものが大きすぎる。

これは、怠けでも甘えでもありません。
むしろ、
家族を守ろうとしてきた結果です。

年収700万円は、
低すぎるわけでも、
自由になれるほど高いわけでもない。

守る責任が一気に重くなる年収帯
それが、このラインの正体だと思います。


【まとめ】年収700万円は勝ち組か?──答えは「何を選べるか」

年収700万円は、
世間的には「勝ち組」と言われるラインです。

しかし実際には、
手取りで見れば大きな余裕があるわけではなく、
仕事の責任とストレスは増え、
生活水準も簡単には下げられない。

そうした現実を考えると、
年収700万円=楽な人生
とは、決して言えません。

だからといって、
悲観する必要もないと思っています。

この年収帯は、
最低限の生活を守りながら、
次の選択肢を考えられる土台でもあります。

今すぐ会社を辞めなくてもいい。
無理に環境を変える必要もない。

ただ、
「このまま定年まで同じ働き方を続けるのか?」
という問いから、
目をそらさなくていい。

年収700万円は、
ゴールではなく、
分岐点なのだと思います。

ここから先は、
収入の額そのものよりも、
どれだけ選択肢を持てているかが重要になります。

もしあなたが、
「勝ち組と言われているのに、なぜか苦しい」
そう感じているなら、
その違和感は間違っていません。

それは、
次のフェーズを考え始めるための、
自然なサインなのだと思います。

このブログは、
同じ場所で立ち止まっている人と、
一緒に考えるために書いています。

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