会社員がAI(Suno)でLo-fiチャンネルを作って、2ヶ月で折れた話|11本・最高58再生の記録

「AIで音楽が作れるらしい」

そう聞いて、僕は速攻で飛びつきました。ミーハーです。否定しません。

Sunoを使って曲を作り、YouTubeにLo-fiチャンネルを立ち上げました。「静かな時間を届けたい」なんて、我ながらいいこと言ってるつもりでした。

結果、11本の動画、最高再生数58回。しかも稼働していたのは、たったの2ヶ月。そこからまるっと1年、チャンネルは放置されています。

まあ、盛大に折れました。

でも、この「折れ方」には理由があります。今日はその話を、恥を忍んで書きます。同じ轍を踏みたくない人は、ぜひ最後まで読んでください。

なぜSunoでLo-fiチャンネルを始めたのか

きっかけは、いたってシンプル。「AIで音楽が作れる時代なら、俺にもいけるっしょ」という、根拠のない自信でした。

Lo-fiを選んだのは、作業用BGMとして需要がありそうだったからです。勉強中、仕事中、考えごとをしているとき。そんな時間にそっと寄り添う音楽を届けたい……という、割とちゃんとしたコンセプトは立てました。ここは真面目です。

そして曲作り自体は、拍子抜けするほどスムーズでした。Sunoにプロンプトを打ち込めば、それっぽい曲が普通に出てきます。「これ、いけるんじゃね?」と、完全に調子に乗っていました。

敵は「曲」じゃなかった。「画像」だった

音楽をAIで作るというと、「技術的にハードル高そう」と思われがちです。でも僕の場合、そこは何の問題もありませんでした。

僕を倒したのは、サムネイルと動画内の画像です。

Lo-fi動画って、雰囲気のある絵がないと成立しません。ここもAI画像に頼っていたんですが……これが、まったく思い通りにならない。

  • イメージ通りの雰囲気が、一向に出てこない
  • 何度生成しても、狙った構図にたどり着かない
  • そもそも画像を編集するスキルが、自分にゼロ

曲はポンポン作れるのに、それを包む「見た目」でずっと足踏みしている。この温度差が、思っていた以上にメンタルにきました。曲作りは楽しいのに、サムネ作りだけ地獄、みたいな謎のバランスです。

そして静かにフェードアウトした

「うまくいかないこと」が続くと、人はだんだん手を止めます。これは今回、身をもって学びました。

最初は「次こそいい画像作るぞ」と思っていました。でも、その「次こそ」が2ヶ月続いた頃、ふと気づいたら手を動かさなくなっていました。

はっきり「もうやめる」と決めたわけではありません。宣言も、引退動画も、何もなし。ただ静かに、フェードアウトしました。気づいたらブログとか中国輸入せどりの方に気持ちが移っていて、Lo-fiチャンネルの存在自体を忘れかけていたくらいです。

11本の動画と、最高58再生という記録だけを残して。

振り返って思うこと

今でも「続けていたらどうなってたかな」とは思います。ちょっとだけ未練はあります。

ただ、当時の自分には画像を作る・編集するスキルがなかった。それを「なんとかする方法」を知らないまま、力技だけで乗り切ろうとしたのが、そもそもの敗因でした。

もし今の自分がタイムスリップして当時の自分にアドバイスするなら、こう言います。

  • 画像に「完璧」を求めるな。テンプレ的な型を先に1個決めておけ
  • 生成がうまくいかない時間は、最初から「コスト」として見込んでおけ
  • 曲作りと画像作りに、同じ熱量を注ごうとするな。得意な方に全力を注げ

「技術がないから諦める」んじゃなくて、「技術がない前提でどう回すか」を先に決めておけば、たぶん3ヶ月目も生きてたと思います。

これからAIで何か始める人へ

自分の屍を越えていってほしいので、学んだことを置いておきます。

  • 一番苦手そうな工程を、始める前に先に洗い出しておく
  • その工程は「外注する」か「型に頼る」か、先に決めておく
  • 「完璧を目指す工程」と「数をこなす工程」を分けて考える
  • うまくいかない日が続くのは、別に自分だけじゃない

AIは魔法の杖じゃありません。得意な工程と、絶望的に苦手な工程が、人によってはっきり分かれます。僕の場合、それがサムネイルでした。

これからAIで副業を始めようとしている人は、「自分はどこでコケそうか」を一度立ち止まって考えてみてください。それだけで、僕より長生きできるチャンネルになるはずです。

(追伸:58再生の内訳、たぶん半分は自分です)

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