このまま、あと20年。
定年まで、もしくは老後も、今と同じ働き方を続ける――。
そう考えたとき、
正直、僕には「地獄」にしか思えませんでした。
年収は700万円ほど。
生活が成り立たないわけでもない。
貯金や投資もしてきた。
それなのに、
毎朝会社に向かう足取りは重く、
「今日も耐える一日が始まるのか」
そんな気持ちで出勤しています。
原因は、仕事が嫌いだからではありません。
問題は、中間管理職という立場そのものにあります。
上司からは結果を求められ、
部下からは不満をぶつけられ、
取引先からは無理な要望が飛んでくる。
そのすべてを、
“自分が受け止める前提”で回る毎日。
それでも簡単に辞められないのは、
家族がいて、収入を下げられない現実があるからです。
この記事では、僕自身の実体験をもとに、
- なぜ中間管理職はここまでしんどいのか
- なぜ年収700万円でも逃げ場がなくなるのか
- なぜ「甘え」では済まされないのか
この構造を、感情ではなく現実ベースで整理していきます。
もしあなたが今、
「自分だけが弱いのかもしれない」
そう感じているなら、
まずはその前提を疑ってみてください。
中間管理職は「誰の味方にもなれない」立場
中間管理職がしんどい最大の理由は、
誰の味方にもなれない立場に置かれていることです。
上司から見れば、
現場をまとめて結果を出すのが当たり前。
「できない理由」よりも
「どうやってやるか」を求められます。
一方で、現場の部下からは、
- 上からの指示をそのまま降ろしてくる人
- 現場の大変さを分かっていない人
- 結局は会社側の人間
そう見られてしまいます。
どれだけ現場の立場で考えていても、
役職が変わった瞬間、
「味方ではなくなる」のが現実です。
さらに取引先からは、
責任者として扱われます。
トラブルが起きれば謝罪し、
無理な要求でも一度は受け止める。
断れば関係悪化のリスクもある。
結果として、
不満・要求・責任がすべて自分に集まる構造になります。
上に意見すれば「言い訳」と取られ、
下に寄り添えば「甘い」と言われる。
どこを向いても、
完全に理解される場所がありません。
この状態が続くと、
「自分が悪いのかもしれない」
と感じ始めてしまいます。
でもこれは、
中間管理職という役割そのものの問題です。
責任だけが増え、裁量はほとんど増えない
中間管理職になると、
裁量が増えて楽になると思われがちです。
しかし現実は逆で、
増えるのは責任だけでした。
トラブルが起きれば、
真っ先に名前が出るのは責任者。
- 納期遅れ
- クレーム
- 人手不足
- 現場のミス
どれも
「なぜ防げなかったのか」
と問われます。
一方で、
最終的な判断権限は上にあります。
人を増やしたくても予算が出ない。
やり方を変えたくても前例がない。
スケジュールを見直したくても無理だと言われる。
現場を一番分かっているのに、
決められない。
それでも結果が出なければ、
評価が下がるのは中間管理職です。
つまり、
- 判断はできない
- でも責任は取らされる
この状態が続きます。
頑張って問題を防いでも、
「何も起きなかっただけ」で終わる。
ミスはすべて自分の責任、
うまくいっても評価は薄い。
これでは、
心がすり減っていくのも当然です。
年収700万円という数字が「逃げ道」を塞ぐ
中間管理職がしんどい理由は、
仕事内容だけではありません。
年収700万円という数字そのものが、逃げ道を塞いでいる
これも大きな要因です。
年収700万円は、
生活に困る水準ではありません。
家族を養い、
住宅ローンを払い、
ある程度の貯蓄や投資もできる。
だからこそ、
周りからはこう言われます。
「それだけもらってるなら我慢できるでしょ」
「辞めたいなんて贅沢じゃない?」
でも現実は、
この年収帯になると
転職=収入ダウンがほぼ前提になります。
家族の生活水準や支出は、
簡単には下げられません。
- 住宅ローン
- 教育費
- 生活費
これらは覚悟ではどうにもならない。
結果として、
- 今の仕事を続ける
- しんどくても我慢する
この二択しか残らなくなります。
年収700万円は、
上にも下にも動きにくい
詰みやすい位置に立たされる数字です。
だから辞められない。
これは根性の問題ではなく、
構造の問題です。
中間管理職がしんどいのは、あなたのせいじゃない
中間管理職がしんどいのは、
- 誰の味方にもなれない立場
- 責任と裁量が釣り合っていない構造
- 年収700万円が逃げ道を塞ぐ現実
これらが重なっているからです。
能力不足でも、甘えでもありません。
だから、
「辞めたいのに辞められない」
「このまま定年まで続けるのかと思うと苦しい」
そう感じるのは自然なことです。
今すぐ仕事を辞める必要はありません。
無理な決断もいりません。
ただ、
選択肢を増やすことはできます。
- お金の不安を整理する
- 収入源を一つに依存しない
- 会社以外の可能性を持つ
それだけで、
耐えるだけの毎日は
少しずつ変わっていきます。
このブログでは、
中間管理職として消耗しながらも、
選択肢を増やしていく過程を
正直に書いていきます。
もしあなたも同じ場所にいるなら、
一緒に考えていきましょう。
中間管理職として身動きが取れなくなる理由を、
お金の面から整理した記事はこちらです。


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