制服に入学金…困窮世帯の4割が借金

経済ニュース解説

教育費は「タイミング」を知ることが重要

子どもの新生活に合わせ、困窮世帯の約4割が借金をしている――。

毎日新聞の報道によると、住民税非課税世帯などを対象にした調査で、卒業・進学時の費用を

・節約(42%)
・貯金の取り崩し(31%)
・親族やカードローンからの借金(合計40%超)

でまかなっている実態が明らかになりました。

特に負担が大きいのは、

  • 制服・標準服
  • 体操服
  • 教科書・参考書
  • 入学金
  • パソコン・タブレット端末

授業料の支援制度は拡充されつつありますが、入学前にまとまったお金が必要になる現実は変わりません。


教育費で本当に怖いのは「総額」ではなく「タイミング」

教育費は「1,000万円かかる」とよく言われます。

でも大事なのは総額よりも、

👉 いつ・いくら必要になるのか

を知ることです。


📊 教育費タイムライン(目安金額)

※自宅通学モデルの一般的な目安

時期主な支出年間目安フェーズ
小1〜小6学用品・習い事10〜30万円🟢 貯めやすい
中1〜中3部活・塾・修学旅行20〜50万円🟢 最後の貯め期
高1制服・入学金・教材50〜80万円🟡 出費増加
高2〜高3授業料・塾40〜60万円🟡 取り崩し開始
大学1年入学金+授業料100〜150万円🔴 最大ピーク
大学2〜4年授業料80〜120万円🔴 完全取り崩し

※私立・下宿の場合はさらに増加します。


ポイントはここ

小学生〜中学生までは
比較的お金を貯めやすい期間

高校以降は、基本的に
お金が出ていくフェーズです。

つまり、

👉 教育費は「前半でどれだけ備えられるか」が勝負

ということになります。


30〜40代会社員として考えること

教育費は、いきなり1,000万円が必要になるわけではありません。

問題は「ピークに耐えられるかどうか」。

大学1年で100万円以上が一気に出る可能性がある。
ここで借金に頼るかどうかが分かれ目になります。

私は、

  • 生活を極端に切り詰めるより
  • 貯めやすい時期を逃さないこと

の方が重要だと考えています。

収入が急に増えることは、会社員にとって簡単ではありません。
だからこそ、

✔ 貯めやすい時期を知る
✔ 焦らない状態をつくる
✔ 借金に頼らない準備をする

この3つが大事だと思っています。


教育費は「焦らない状態」をつくるゲーム

制度は変わります。
無償化が拡充される可能性もあります。

でも、

「制度に期待して準備しない」

のはリスクです。

教育費は、

✔ お金が少ない時期
✔ お金が出ていく時期

この波を知るだけで、かなり整理できます。

そして何より――

借金をしてスタートするのではなく、
落ち着いて送り出せる状態をつくること。

それが、親としてできる最大の準備なのかもしれません。

出典

※本記事は毎日新聞(2026年2月27日配信、Yahooニュース掲載)をもとに筆者が要約・解説しています。
参考:Yahooニュースhttps://news.yahoo.co.jp/articles/96f87316b9efb9ee6a536d7ab8b7f558adca9eb3

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