こどもNISA 楽天証券での始め方|2027年開始前に親がやるべき3つの準備

こどもNISAを検討する30代夫婦と子ども。将来の学費・長期の資産形成・非課税・長期つみたて・大学資金のイメージ図 家計の見直し

「うちの子のために、何か投資を始めたい。でも、いまいち制度がよくわからなくて…」

そう思いながら、なかなか動けていない親御さんは多いんじゃないでしょうか。

2023年末にジュニアNISAが廃止されて以来、子ども向けの非課税投資制度がない状態が続いていましたが、2027年1月からいよいよ「こどもNISA」がスタートします。年間60万円まで非課税で積み立てられる、かなり使い勝手のいい制度です。

そして嬉しいのは、今からでも準備できることがあるということ。楽天証券ユーザーであれば、2026年中に動いておくことで、2027年1月のスタートダッシュが切れます。

この記事では、こどもNISAの基本的な仕組み、ジュニアNISAとの違い、具体的な積立シミュレーション、そして楽天証券での始め方まで、30代で子育て中の僕が当事者目線でまとめました。「難しい制度の話はわからないけど、子どものためにお金を増やしたい」という方にこそ読んでもらいたい内容です。


こどもNISAとは?2027年1月から始まる新制度をわかりやすく解説

まず結論から言うと、こどもNISAとは0歳から17歳の子どもが、年間60万円まで投資信託を非課税で積み立てられる制度です。

2025年12月26日に閣議決定された「令和8年度税制改正大綱」に盛り込まれ、2027年1月からのスタートがほぼ確定しています。

制度の骨格をシンプルにまとめると、こうなります。

項目 内容
対象年齢 0〜17歳
年間投資枠 60万円
非課税保有限度額 600万円(合計)
非課税保有期間 無期限
投資できる商品 投資信託(つみたて投資枠のみ)
引き出し制限 12歳までは原則不可、12歳以降は子どもの同意のもと可能
18歳以降 成人向けNISAに自動移行

「つみたて投資枠のみ」というのがポイントです。個別株への投資はできませんが、長期・積立・分散という正攻法の投資ができる商品に絞られているので、初心者でも迷わずに始められます。

なぜジュニアNISAは廃止されたのか

旧ジュニアNISAは2023年末に廃止されました。廃止の背景にあったのは、シンプルに「使いにくかった」という点です。

  • 年間投資枠は80万円あった(こどもNISAより多い)が、18歳まで原則引き出し不可というルールが厳しすぎた
  • 非課税保有期間も5年と短く、ロールオーバー(非課税枠の移し替え)が必要だった
  • 使い勝手の悪さから、全NISA口座のうちジュニアNISA利用者は約15%程度に留まっていた

これらの不満を解消する形で設計されたのが、新しいこどもNISAです。引き出しの制限が12歳以降に緩和されたことで、「子どもが高校・大学に入るタイミングで使えるか?」という不安が解消されました。


ジュニアNISAとこどもNISA、何が変わったの?比較してみた

改めて旧制度と新制度を比べると、使い勝手は大幅に改善されています。

旧ジュニアNISA こどもNISA(2027年〜)
年間投資枠 80万円 60万円
非課税保有期間 5年間(ロールオーバー可) 無期限
引き出し制限 18歳まで原則不可 12歳以降は可能(子どもの同意あり)
投資対象商品 株・投資信託など広範囲 投資信託(つみたて投資枠のみ)
18歳以降 課税口座へ移行 成人NISAに自動移行

年間投資枠は80万円から60万円に下がりましたが、それ以外の面では圧倒的に使いやすくなっています。特に大きいのは、18歳以降に成人向けNISAへ自動移行されるという点。子どもが大人になっても非課税の恩恵を受け続けられるので、長期投資の観点からも理想的な設計です。


実際にいくら積み立てたらどうなる?シミュレーション

「制度はわかった、でも実際どれくらい増えるの?」というのが一番気になるところですよね。具体的な数字でシミュレーションしてみます。

前提として、インデックス投資の過去の実績をもとにした年率5%のリターンを仮定します(将来の運用成果を保証するものではありません)。

パターン①:月1万円を0歳から18年間積み立てた場合

項目 金額
毎月の積立額 1万円
積立期間 18年(216ヶ月)
元本の合計 216万円
年率5%で運用した場合の評価額 約349万円
非課税になる運用益 約133万円

月1万円という手の届きやすい金額でも、18年続けることで元本の約1.6倍になる可能性があります。しかも133万円の運用益に対して税金がかからない。これが非課税制度の威力です。

通常の課税口座では運用益に対して約20.315%の税金がかかるので、133万円なら約27万円の節税効果になります。

パターン②:月3万円を0歳から18年間積み立てた場合

項目 金額
毎月の積立額 3万円
積立期間 18年(216ヶ月)
元本の合計 648万円(非課税上限600万円に注意)
年率5%で運用した場合の評価額 約1,048万円
非課税になる運用益 約400万円

月3万円積み立てると元本が18年で648万円になりますが、こどもNISAの非課税保有限度額は600万円です。上限を超えた分は課税口座で保有することになるので、600万円の枠内に収める計算で月3.3万円(年39.6万円)が上限の目安になります。

それでも、600万円の元本に対して400万円超の運用益が非課税というのは大きな恩恵です。仮にこれが課税口座なら400万円×約20%=約80万円の税金がかかるところを、まるっと節税できます。


楽天証券でこどもNISAを始める3つの準備(2027年前にできること)

こどもNISAの正式な口座開設は2027年から(楽天証券の具体的な受付開始時期は2026年中に発表予定)ですが、今すぐ動いておくべきことが3つあります。

準備①:まず親(保護者)の楽天証券口座を開設する

こどもNISAに限らず、楽天証券で未成年口座を開設するには保護者(父・母いずれか)が楽天証券の総合口座を持っていることが必須です。

楽天証券のアカウントがない場合は、まずここから始めましょう。口座開設自体は無料で、オンラインで完結します。親のNISA(つみたて投資枠)を活用して、自分自身の資産形成を進めながら待つのが一石二鳥の作戦です。

まだ口座をお持ちでない方は、先に親の口座開設を済ませてください。手順はこちらの記事で詳しく解説しています。

楽天証券でNISA口座を開設する方法はこちら →

準備②:楽天証券の「未成年口座」を今すぐ開設しておく

実は2026年現在、こどもNISAはまだ始まっていませんが、楽天証券には0歳から開設できる「未成年口座」があります。

この未成年口座は、こどもNISAが始まる前の経過措置として活用できます。未成年口座で積立投資信託を設定しておき、2027年1月のこどもNISA開始と同時に切り替えるという流れが現実的です。

口座開設の手順は以下のとおりです:

  1. 楽天証券にログイン(保護者名義のアカウントで)
  2. 「口座開設」→「未成年口座の申込」を選択
  3. 子どもの本人確認書類(健康保険証など)をアップロード
  4. 親権者の確認書類を提出
  5. 開設完了後、積立設定を行う

15歳未満の場合は親権者が取引主体者となるため、保護者が代わりに設定・運用を行う形になります。

準備③:積み立てる商品を今のうちに決めておく

こどもNISAで積み立てられるのは「つみたて投資枠の対象商品」に限定されます。具体的には金融庁が認定した長期積立・分散投資向けの投資信託です。

選択肢は多いですが、迷ったら以下の2本が王道です。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):全世界の株式に分散投資。「世界全体の経済成長の恩恵を受けたい」ならこれ
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):米国の主要500社に集中投資。「アメリカ経済に賭けたい」ならこれ

どちらも信託報酬(運用にかかるコスト)が年0.1%前後と業界最安水準。子どもの18年という超長期投資においては、このコストの低さが最終的なリターンに大きく影響します。

「どっちにすべきか?」という問いに対して、僕は「どちらも正解だが、理由を理解したうえで選んでほしい」と思っています。その理由は次のセクションで話します。

オルカンとS&P500の違いをもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

オルカンとS&P500、どっちを選ぶ?迷いが消える比較記事はこちら →


僕はこう考えています

正直なところ、こどもNISAは「子育て世帯にとって使わない理由がない制度」だと思っています。

理由はシンプルで、非課税で長期投資できる時間が18年あるからです。子どもが生まれた瞬間からスタートすれば、大学入学のタイミングでちょうどいい金額が積み上がっている可能性が高い。

僕自身、うちの子(現在小学生)のために早めに動けばよかったという後悔があります。当時はジュニアNISAが使いにくすぎて二の足を踏んでいたのですが、こどもNISAならそのハードルが大幅に下がっています。

「でも、投資はリスクがあるんじゃ…」という不安もわかります。元本割れの可能性はゼロではありません。ただ、eMAXIS Slim オルカンやS&P500のようなインデックス投資信託は、過去30〜40年のデータを見ると長期的には右肩上がりで推移してきています。18年という長い時間軸があれば、短期的な市場の乱高下も吸収しやすくなります。

「オルカンかS&P500か」という議論についてですが、僕自身はS&P500を選んでいます。理由はシンプルで、オルカンの中身を見ると実は約6割が米国株で占められているんですよね。つまりオルカンを買っても、実態としてはかなり米国株の動きに連動します。それなら米国株に直接集中投資するS&P500でいいじゃないか、というのが僕の考えです。

ただ、これはあくまで僕の判断であって、どちらが正解というわけではありません。「全世界に広く分散したい」「米国以外の成長も取り込みたい」という方にはオルカンの方が安心感があると思います。どちらも優秀な商品なので、自分が長く続けられる方を選ぶのが一番です。

あくまで僕個人の考えですし、万人に当てはまるわけではありません。ただ、「どうせいつかやるなら早い方がいい」というのは、投資において本質的なことだと感じています。


まとめ:こどもNISA、2027年を待たずに今から動こう

この記事でお伝えしたことをまとめます。

  • こどもNISAは2027年1月開始予定。0〜17歳が対象、年間60万円・合計600万円まで非課税で投資信託を積み立てられる
  • 旧ジュニアNISAより大幅に使いやすい。非課税期間が無期限になり、12歳以降は引き出しも可能。18歳以降は成人NISAに自動移行
  • 月1万円×18年でも約349万円に(年率5%想定)。133万円の運用益が非課税になる
  • 楽天証券で今からできる3つの準備:①親の楽天証券口座を開設、②未成年口座を今すぐ開設、③積み立てる商品(オルカン・S&P500)を決めておく
  • 商品はオルカンかS&P500のどちらかでOK。オルカンの中身の約6割は米国株なので実態は似ている。長く続けられる方を選べばいい

こどもの将来のための教育資金を準備しようとしたとき、銀行の定期預金では金利がほぼゼロでお金がほとんど増えません。一方でこどもNISAなら、長期投資の複利効果を非課税で受けられます。

まず楽天証券の口座開設から始めてみてください。それだけで、2027年のスタートに向けた準備の第一歩が踏み出せます。難しく考えず、できるところから動いてみましょう。

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※この記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入や投資行動を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身の責任でお願いいたします。シミュレーションはあくまで試算であり、将来の運用成果を保証するものではありません。

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