
noblogさん、「トランプ関税ショック」ってニュースで見たんですが……NISAってやばいですか?口座見たら評価額が減ってて、なんか怖くて。

気持ちはわかるよ。4月2日の相互関税発動からS&P500が週間で9%近く落ちて、日経平均も月曜だけで2,600円以上下がった。コロナショック以来の急落って言われてる。

そんなに……。売った方がいいですよね?これ以上下がったら怖いし。

それが一番やってはいけない行動なんだよね。含み損と確定損は全然違う。今日はその話を、僕の実際の口座データを全部見せながら説明するよ。

実口座のデータって、具体的な数字ですか?

そう。2021年から積立を続けて、今どうなってるか。累計745万円投資して、今1,182万円になってる。トランプショックで一時58万円減ったけど、含み損はゼロ。今日は、①なぜ売ってはいけないか、②僕の5年間の実績、③住宅ローンがある家庭での考え方、この3点をまとめるね。

住宅ローンがある家庭でも積立続けて大丈夫なんですか?

大丈夫。ローン残高と金利・投資リターンを実数字で比べると、積立優先が合理的だとわかる。後半でくわしく説明するよ。
NISAの評価額がみるみる減っていく。口座を開くたびに、なんとも言えない気持ちになる。
2026年4月2日、トランプ政権が相互関税を発動してから、株式市場は急速に動いています。S&P500(米国を代表する500社の株価指数)は週間で約9%安、日経平均も週明けの月曜日だけで2,644円下落しました。2020年3月のコロナショック以来、最大級の急落です。
「このまま積立を続けていいの?」「一回売って様子を見た方がいい?」
結論から言います。売らない・続ける。これ一択です。
ただ「なんとなく」では不安ですよね。だから今日は、2021年から5年間積立を続けた僕の実口座データを開示しながら根拠を説明します。累計745万円→評価額1,182万円(含み益+437万円・+58.7%)。一時58万円減った口座が今どうなっているか、包み隠さず見せます。
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トランプ関税ショックでNISAはどうなった?まず事実を整理する
2026年4月2日に何が起きたのか
2026年4月2日、トランプ政権は日本を含む多くの国・地域に対して相互関税(お互いに関税をかけ合う仕組み)を発動しました。これが引き金となり、世界の株式市場が一斉に急落。翌週にかけての下落幅はこうです。
- S&P500:週間で約9%安
- ナスダック総合指数:週間で約10%安
- 日経平均:4月7日(月)だけで約2,644円下落(▲7.83%)
特に深刻だったのが4月4日(金)。中国がトランプの関税に同率の報復関税で応じたことで、貿易戦争への懸念が一気に広がりました。
NISAの積立ファンドへの影響
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)やeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)といったインデックスファンドは、S&P500や世界株式に連動するため今回の急落をそのまま受けています。ただし重要なのは「今どれだけ下がったか」より「これまでどれだけ上がっていたか」。次のセクションで実数字を見てもらいます。
「売るべきか?続けるべきか?」結論を先に言います
結論:売らない、積立継続。これが原則です。
ただし、これが言えるのは以下の前提がある場合です。
- 生活に困らない資金で投資している
- 生活防衛資金が別途確保できている
- 数年以内に必ず使う予定のお金ではない
この3つが揃っているなら、暴落時に売るのは基本的に損です。
暴落時に売ると何が起きるか
たとえば、100万円分のファンドを持っていて、暴落で80万円になったとします。ここで売ると、20万円の損失が「確定」します。
その後、相場が回復して100万円に戻っても、すでに売ってしまったあなたの資産は80万円のまま。回復の恩恵を受けられません。
2020年3月のコロナショックでも同じことが起きました。底値で売った人は、その後の急回復を取り逃がしています。
含み損と確定損は全然違う
含み損(ふくみそん)とは、今売ったら損になるという「仮の数字」です。売らない限り、損は確定しません。
確定損は、実際に売って生まれた「本物の損失」です。暴落時に「怖いから売る」行為は、含み損を確定損に変えることです。長期積立の投資家が絶対にやってはいけない行動の筆頭です。
僕の口座で実際に何が起きたか(実数字公開)
ここが今日の本題です。
2021年からの積立履歴
僕がeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の積立を始めたのは2021年1月。最初は旧NISAで月5万円からスタートしました。
| 時期 | 月額 | 口座 |
|---|---|---|
| 2021年1〜12月 | 5万円/月 | 旧NISA |
| 2022年1月〜 | 10万円/月 | 特定口座5万+旧NISA5万 |
| 2024年3月 | +181万円(一括) | 新NISA成長投資枠 |
| 2024年〜現在 | 10万円/月 | 新NISA(積立投資枠) |
2024年3月の181万円は、長年加入していた貯蓄型保険を解約して新NISA成長投資枠(年間240万円まで非課税で運用できる枠)に一括投入したものです。「保険は保険、投資は投資」と機能を分けた判断でした。
トランプショックで一時58万円減→今の含み益は+437万円
2026年4月7日時点の僕の口座データです(楽天証券・実データ)。
| 口座 | 累計投資額 | 現在評価額 | 含み益 |
|---|---|---|---|
| 特定口座(一般) | 約187万円 | 約369万円 | +約183万円 |
| NISA積立投資枠 | 約267万円 | 約318万円 | +約52万円 |
| NISA成長投資枠 | 約171万円 | 約242万円 | +約71万円 |
| 旧NISA | 約120万円 | 約252万円 | +約132万円 |
| 合計 | 約745万円 | 約1,182万円 | +約437万円(+58.7%) |
2026年2月のピーク時は約1,188万円でした。3月には約1,129万円まで下落(約58万円減)しましたが、4月7日時点で約1,182万円に回復しています。
含み損はゼロ。それどころか約437万円のプラスです。
「暴落がきたらどうしよう」と不安になる気持ちはよくわかります。でも、5年間積立を続けてきた結果がこの数字です。今回の暴落は「一時的な揺れ」の範囲内でした。
ドルコスト平均法で「口数」が積み上がる仕組み
ここで面白いデータがあります。
| 時期 | 投資額 | 購入口数 | 1口あたりの価格 |
|---|---|---|---|
| 2021年4月 | 5万円 | 約32,529口 | 約1.54円/口 |
| 2026年4月(現在) | 10万円 | 約25,974口 | 約3.85円/口 |
5万円で32,529口だったものが、今は約1万円で26,135口しか買えません。それだけファンドの基準価額(1口あたりの値段)が上がった証拠です。
2021年に積み立てた分はそのまま保有し続けているので、基準価額が上がるほど評価額も増えます。これがドルコスト平均法の本質です。
暴落時は基準価額が下がるので、同じ金額でより多くの口数を買えます。長期的には「安く多く口数を積み上げた時期」が、後から振り返ると資産形成を加速させていることが多い。
📖 あわせて読みたい:オルカンとS&P500どっちがいい?5年積立・含み益436万円の実体験から答えます
住宅ローンがある家庭でも積立を続けた3つの理由
うちは住宅ローン残高が約2,500万円ある状態で積立投資を続けています。「ローンがあるのになぜ投資するの?」と思う方もいると思うので、理由を正直に書きます。
①生活防衛資金6ヶ月分を確保した上での投資
まず大前提として、生活費の6ヶ月分(我が家の場合は約180万円)を楽天銀行の普通預金に置いています。投資に回すのは「なくなっても生活に困らないお金」だけ。これが鉄則です。
この前提がないと、暴落時に生活費のために売るという事態に陥ります。含み損を確定損に変えるケースの多くは緊急時の換金です。生活防衛資金を先に確保する、この順番だけは守っています。
②繰り上げ返済よりNISA積立を優先した判断
我が家の変動金利は現在1%前後(2026年4月時点)。一方、S&P500の過去の長期平均リターンは年7〜10%程度です(為替・経費率込みで変動あり。将来のリターンを保証するものではありません)。
住宅ローン残高2,500万円で変動金利が今後0.5%上昇した場合、月々の返済額は約5,500円増・年間6.6万円の負担増(元利均等返済・残り25年試算)。
対して、現在の評価額1,182万円に年7%のリターンが乗れば年間約82万円の増加になります。金利上昇の負担増(年6.6万円)と投資の期待リターン(年82万円)を比べると、積立継続の方が合理的という判断です。
📖 あわせて読みたい:住宅ローン繰り上げ返済よりNISAを優先すべき理由|2026年共働き世帯の試算
③貯蓄型保険を解約してNISAに移した判断(2024年3月)
2024年3月、長年加入していた貯蓄型保険(解約返戻金約181万円)を解約して、新NISAの成長投資枠に全額一括投資しました。
貯蓄型保険は長期では運用効率がインデックス投資に劣りやすい。保険をかけ捨てに切り替えて余ったお金をNISAに回す方が合理的、と判断しました。
結果として、2024年3月に投資した分が2026年4月時点で約242万円(+71万円・+41%)になっています。結果論ではありますが、保険を続けるよりはよかったと思っています。
暴落時にやること・やってはいけないこと
①積立設定は絶対に止めない
楽天カードのクレカ積立(月10万円)の設定は変えていません。暴落中も淡々と続けています。安い時期に口数を多く積み上げられるからです。
設定を止めるとその月のチャンスを逃します。感情で設定を変えると、長期積立の強みが薄れます。
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📖 あわせて読みたい:楽天ゴールドカードでクレカ積立は得になる?月10万積立の損益分岐点を自分で試算した
②追加入金できるなら「口数を増やすチャンス」と考える
余裕資金がある方は、暴落時こそ追加投入を検討するタイミングです。基準価額が下がった分だけ、同じ金額でより多くの口数を買えます。バーゲンセールと同じ発想です。
「今より下がるかもしれない」という不安はわかります。ただ底値を正確に当てることはプロでも難しい。生活防衛資金の範囲内で少しずつ追加する方が現実的です。
③情報は見すぎない(メンタル管理が最重要)
正直なところ、今回のトランプショックで僕はほとんど口座を確認していませんでした。「どうせ見てもどうにもならない」からです。
毎日ニュースを追っていると「やっぱり売った方がいいかな」と感情が動きます。積立投資において感情的な判断は最大のリスクです。設定さえしておけば放置でいい。それが長期積立の最大のメリットです。
積立設定の具体的な手順はこちらにまとめています。
👉楽天証券でNISA口座開設する方法|最短翌日完了の5ステップ
僕の正直な意見
正直なところ、今回のトランプショックで「怖い」とあまり感じませんでした。
含み益が437万円あれば、多少下がってもバッファーがある。5年続けると耐性がつく、これは本当です。
積立を始めたばかりの人が今回の急落でパニックになるのは当然だと思います。そういう人に伝えたいのは「5年後の自分を想像してほしい」ということ。積立を続けた5年後と、売ってしまった5年後では結果が大きく変わります。僕の5年間のデータが、その一つの実例になれれば嬉しいです。
あくまで僕個人の経験であり、投資は自己責任です。
まとめ:トランプショックでNISAを売ってはいけない理由
- 含み損は仮の数字、確定損が本物の損失。売らない限り損は確定しない
- 長期積立の効果は実証済み。2021年から続けた結果、含み益は+437万円(+58.7%)
- 暴落時こそドルコスト平均法が機能する。口数を安く多く積み上げるチャンス
- 住宅ローンがあっても積立優先が合理的。生活防衛資金を確保した上で、金利差と期待リターンを比較して判断する
- 設定して放置が最強。感情的な売買が一番のリスク
今すぐできることは一つ。積立設定を変えないこと。それだけで十分です。
楽天証券でNISA口座をまだ開いていない方は、まず口座開設から始めてみてください。設定してしまえば、あとは自動で積み立てが続きます。
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※この記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入や投資行動を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身の責任でお願いいたします。過去の運用実績は将来の成果を保証するものではありません。



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