正直に書きます。
積立投資を5年続けて、含み益が532万円を超えました。評価額は1,277万円。数字だけ見ると「成功してる人」に見えるかもしれません。
でも、僕の生活はまったく自由じゃないんですよね。
毎日変わらず仕事に行って、家計簿と睨めっこして、車検が来れば「うわぁ……」ってなって、子どもの参観日には休みを取るために前後の予定を必死に調整する。資産は増えたけど、財布の中は5年前と何も変わっていない。
これが、ネットでは絶対に出てこない、積立投資5年目の現実です。今日はその話を書かせてください。
✅ 暴落でも一切売らずに済んだ理由と、投資への考え方
✅ 資産が532万円増えても自由にならない、本当の家計の中身
✅ 投資・副業・勉強の三本柱で「地獄」から抜け出すために考えていること
まず、数字で自己紹介させてください
ブログ主の僕の積立状況です。2026年4月時点の楽天証券の画面そのままです。
・銘柄:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)一本
・累計買付金額:7,446,228円
・評価額:12,772,808円
・トータルリターン:+5,326,580円
積立額は最初から月10万円ではありません。2021年1月に月5万円でスタートして、途中から月10万円に増やしました。
銘柄は最初からS&P500一本で、ずっと変えていません。最近よく聞く「オルカンに乗り換えるか問題」も、僕はスルーしています。乗り換えで悩むくらいなら積立を続ける方が大事、というのが5年やってきた今の感覚です。
始めたきっかけは「給与アップとYouTube」だった
積立投資を始めた2021年1月のことを、今でもよく覚えています。
ちょうど給与が上がったタイミングでした。手取りが少し増えたんですが、何となく気持ちは晴れなかったんですよね。「このまま会社員を続けていて、本当に老後は大丈夫なのか」という漠然とした不安があって。
そんな時にYouTubeで、たまたまNISAの解説動画に出会いました。長期・積立・分散。インデックスファンド。ドルコスト平均法。それまで聞いたこともなかった単語が並んでいたのに、なぜか「これは自分のための話だ」とすぐに理解できたんです。
将来の不安を抱えていた自分の境遇に、あまりにもピタッとハマる投資手法でした。「これなら自分でもできるかもしれない」と思えた瞬間、口座開設のページを開いていました。
正直、最初の半年は「これで本当に増えるのか?」って疑いながらやってました。でも、ここで決断できたのが今の自分を救っているのは間違いないです。
暴落でも一切動じない理由
5年積立を続けてきて、ヒヤッとした瞬間は実は一度もありません。
これを言うと「強がりでしょ」と思われるんですが、本当にないんです。コロナ後の調整局面でも、2022年の利上げショックでも、最近のトランプ関税ショックでも、「売ろうかな」と一瞬でも考えたことは一度もありません。
理由はシンプルです。
✅ 今の評価額は 「幻想」 としか思っていない
✅ 暴落はむしろ 「バーゲンセール、ラッキー」 と感じる
✅ 高騰するとむしろ 「高値で買うのか……」 とがっかりする
長期積立中の自分にとっては、「安く買えること」が正義です。今の価格は60歳で取り崩すまで何の意味もない数字。だから上がっても下がっても、感情はあまり動きません。
これは僕がすごく強いメンタルを持っているからではありません。投資を始める前に、長期投資の前提条件をひと通り勉強したからです。「下がる時期は必ずある。でも長期でみれば右肩上がり」という、本で何度も読んだ事実が、頭にちゃんと入っていた。
逆にいうと、前提を知らずに始めて暴落で売ってしまう人は、勉強不足で売っているのではなく、心の中に「下がる時もある」という予測が入っていなかっただけだと思っています。
ここを最初の半年でしっかり腹落ちさせられるかどうかが、5年続くかどうかの分かれ道だと感じます。
せどりは挫折した話
せっかくなので、僕の副業の歴史も書きます。
実は僕、副業もやっています。今書いているこのブログのアフィリエイトもそうですし、過去には中国輸入せどりにも挑戦しました。
中国輸入せどりは、結論から言うと挫折しました。
確かに、稼ぎ始めるまでのスピードは積立投資より圧倒的に速いです。仕入れて、出品して、売れる。利益が翌月の口座に入ってくる。あの即金性は魅力でした。
ただ、続かなかった理由は3つあります。
❌ 売上計算・原価計算など事務作業が多すぎる
❌ 売れ筋リサーチを止めると一気に売上が落ちる
部屋に段ボールが積み上がっていくのを見たとき、「あれ、何のためにこれやってるんだっけ」と素朴に思ったんです。仕入れ価格、関税、送料、Amazon手数料、利益率の計算をエクセルで管理する時間が、本業終わりにじわじわ蓄積していく。
休みの日にやっと家族と過ごそうとしても、頭の中で「あの商品の発注タイミング」を考えている。これはちょっと、自分が望んでいた人生ではなかった。
それに比べて、積立投資は対極でした。設定だけしておけば毎月勝手に買い付けされる。在庫もない、計算もない、リサーチもない。やることは「触らない」だけ。
副業として両方を経験して、僕は「自分には積立投資の方が向いている」と確信しました。手間ゼロで、長い時間をかけて勝手に膨らんでくれる。これは会社員の本業を圧迫しない、自分に合った資産形成手段だと思っています。
532万円増えた、でも自由じゃない
ここからが、たぶんネットの投資記事ではあまり書かれていない話です。
含み益が532万円。普通に見たらすごい数字です。自動車が買えます。家族で海外旅行を何回も行けます。
でも、僕は何も買っていません。
理由はシンプルで、このお金は1円も使えないお金だからです。
・現金(生活防衛資金) → 半年〜1年分の生活費
・子どもの教育資金 → 高校・大学に向けた別枠の貯金
・特別費 → 車検、家電の故障、冠婚葬祭、急な医療費
・自由に使えるお金 → ほぼゼロ
株式の資産は、僕にとっては「幻想」です。確かに楽天証券のアプリを開けば数字が並んでいる。でもこれは60歳まで触らないお金で、今この瞬間は1円も使えない。
現金は現金で、生活防衛資金、子どもの将来の学費、車や家電が壊れた時の特別費に、ほとんど割り振り済みです。これも自由には使えません。
つまり、外から見ると「資産1,277万円持ってる人」なんですが、内側から見ると、毎月の手取りでやりくりしている普通の会社員と何も変わらないんです。
資産が増えても、仕事に対する気持ちは何も変わりませんでした。「もう辞めても大丈夫」とは1ミリも思えない。むしろ「ここで給与が止まったら、積立も止まる」というプレッシャーが新しく増えただけ。
これが、5年積立をやってみた正直な感想です。
「投資で1,000万円超えたら人生変わるよ」みたいなキラキラした話は、少なくとも僕の生活には起きていません。スーパーで卵の値段を見て「うわ、また上がってる」と思うのも、車検の見積もりに頭を抱えるのも、5年前と何ひとつ変わっていない。
ただ、「老後の最低限は確保できそう」という小さな安心感だけが、心の隅っこに増えました。これは決して大きな変化ではないけれど、始める前の自分が一番欲しかったものではあります。
【僕の意見】それでも僕は地獄から出たい
ここからはX(旧Twitter)に書く独り言モードで書かせてください。
正直、毎月10万円積み立てて、節約して、副業のブログ書いて、お金の勉強して、それでも自由な金はほぼゼロ。これって地獄なんですよね。
しかも、止まったら確実に詰む地獄です。
積立を止めたら、老後の自分が困る。副業を止めたら、入金力が落ちる。お金の勉強を止めたら、また昔みたいに「保険」とか「外貨建て」とかに引っかかる側に戻ってしまう(実際、過去にとある保険会社の貯蓄型保険を2本契約していて、6年間で増えたのは合計8万円ほどでした。同じお金をS&P500に積立していたら、ざっくり50〜70万円多く増えていた試算です)。
📖 あわせて読みたい:貯蓄型保険やめた|返戻金171万円が2年で262万円になった話
だから、しんどくても回し続けるしかないんです。
でも、これって悲観してるわけじゃなくて。むしろ、「この三本柱を回し続けたら、5年後・10年後はもう少し楽になっているはず」という希望はあるんですよね。
事実、5年前の自分と比べたら、含み益は532万増えました。お金の知識も増えて、変な金融商品に手を出さなくなりました。ブログという、収益化はまだまだだけど自分の頭で考えて発信できる場所もできた。
ゼロから何も動かなかったら、こうはなっていません。
地獄から出たいなら、地獄の中でも動き続けるしかない。それが5年やってみた今の僕の答えだったりします。
入金力こそが、すべてを変える
最後に、これを読んでくれている人に伝えたいことを書きます。
副業は、必ずしもしなきゃいけないわけじゃありません。
ただ、投資をするなら、結局のところ 入金力 が結果を一番左右します。月1万円の積立と月10万円の積立では、5年経った時の差は累計だけで500万円以上開きます。さらに利益部分を含めるとその差はもっと広がる。
だから、収入を上げる行動は、投資と同じくらい大事です。
✅ 転職(同じ業界の他社、別業界、年収帯の高い職種)
✅ 資格取得・スキルアップで本業の昇給を狙う
✅ 固定費の見直し(実質的な「収入アップ」と同じ効果)
副業がしんどければ転職でいい。転職が今は無理なら固定費を見直す。何かしら、未来の入金力を上げる行動をしていないと、将来どんどん生活は厳しくなっていきます。
僕は「副業をしないと不安になるから副業をしている」のではなくて、「投資の入金額を1万円でも増やしたいから副業をしている」というのが本音です。動機が違うと、続け方も変わります。せどりを途中で辞められたのも、「絶対にしがみつく必要はない」と最初から思っていたからでした。
「副業しなきゃいけないのか」と焦って情報を漁っているなら、それは焦る必要のある場所からのスタートだと思って大丈夫です。気付けただけでも一歩前に出ています。
楽天カードでクレカ積立を設定すれば、毎月の支出が勝手に積立に流れて、ポイントも貯まります。
まとめ|数字より、続けた事実の方がずっと大きい
5年やってきて、僕が一番大事だと思うのはこれです。
✅ 暴落で売らずに済むのは「前提を知っていた」から
✅ 副業はやってもやらなくてもいい、でも「入金力を上げる行動」は必要
✅ 投資・副業・勉強の三本柱は止めたら詰む
✅ 5年前の自分より明らかに前に進めている
積立投資は、始めるのを迷っている時間が一番もったいないです。月5,000円でも、月1万円でもいい。とにかく口座を開いて、買付設定をしてしまえば、あとは時間が勝手にやってくれます。
僕も2021年1月に「月5万円」で始めました。今では月10万円に増やせています。「最初の入金額」は、別にあとからいくらでも変えられるんですよね。
楽天証券は、楽天カードでクレカ積立ができてポイントも貯まるので、僕はずっとここで積み立てています。口座開設の手順や、楽天カード・楽天銀行との連携方法は別の記事で書いているので、興味があれば読んでみてください。
・貯金10万円から資産2000万円へ|それでも心はズタボロだった話
・オルカンとS&P500どっちがいい?5年積立・含み益436万円の実体験から答えます
含み益532万円の数字より、5年「続けられた」事実の方が、僕の中ではずっと大きな財産です。
明日も、変わらず積立は続きます。



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